UnrealLIFE!

UE4やプログラミング言語に関するブログです。

Blenderのマスク変形アドオンを作りました。

今回はBlenderの記事です。 UE4はそれだけではゲーム開発を完結させることはできません。UE4はあくまでゲームエンジンなので3Dモデル自体を作る機能は無いからですね。(簡単なものならできますが)
なので、Blenderを使ってスカルプトモデリングを練習していたのですが、マスク部分を変形させる機能が見当たらなかったんですよね。(見落としているだけかもしれません)
ということでタイトルにあるとおり自作しました。 GithubにてMITLicenseで公開しています。

github.com

インストールは、GithubからZIPでダウンロードして、
ユーザー設定 -> アドオン -> ファイルからインストール でダウンロードしたZIPの中のBlenderDeformTools.pyを指定すればインストールできます。

とてもシンプルなアドオンです。わずか135行しかありません。 動作としてはマスクをVertexGroupに変換してラティスを生成&設定しています。

使い方はGIFを見てもらうのが一番はやいと思います。

BlenderDeformToolsGuide

"ツールバー -> スカルプト -> DeformTools"に全ての機能がまとめてあります。 変形をさせたい場合は、変形させたい部分をマスクしてから"Create DeformBox"ボタンをクリックすれば自動でラティスが生成されます。 VertexGroup化だけをしたい場合もあると思うので(マテリアル設定時など)、そういった場合は"Mask to VertexGroup"ボタンを使いましょう。

注意点としては、生成されたラティスの端の辺を変形させないということです。 端の辺を変形させると、変形がなめらかに行われず、ギザギザになったりするからです。 対策は、変形させたい部分のマスクを大きめにして、内側の頂点を変形させることです。こうすればなめらかに変形ができると思います。 ラティスの分割数を増やすのもいいと思います。

FIX:  
ギザギザになるのは、ラティスの端を操作したからではなく、変形させる形状によるということがわかりました。  
なので、ギザギザになった場合は手直しするか、スムースモディファイアをかけるなりして対処してください。  
訂正しておきます。

さぁ、みんなでBlender沼にはまっていきましょう!(